夢のデバイス筆箱
最近はスマホは当たり前でiPadなどのタブレットとの複数使いもあたりまえ、小中学生もスマホを持つのは珍しくなくなった。
懐古厨なので、わたしの子供の頃は、、という出だしになってしまうが、もちろんそんなものはなく、ゲームボーイがそれだった。
でも小中学生がもっとも多くの時間を過ごすのは学校であり、教室移動しても、塾へ行っても、肌身離さず持ち歩くのはいつも筆箱だった。
自分らしさをもっともわかりやすく表現できる箱であり、いかにイケてる筆箱を使うかというのは6歳から15歳まで約10年間に渡って大きな課題であった。
小学生のころはやはりサンリオが圧倒的に人気だった。高学年になるとディズニー、中学生ともなるとスイマーに加えてティーンズ向けファッションブランドの筆箱が流行った。(青文字系はベティーズブルーやラバーズハウス、赤文字系はラブボートなど)
先日実家に帰ったときに、いくつかの小学校中学年くらいまでに使っていた筆箱が見つかったので紹介する。
さっそく筆箱以外も写っているが、上部に写っている大きな筆箱が小学校入学のときに買ってもらった筆箱である。(マロンクリームは20年たった今もめちゃくちゃオシャレでかわいい)
開けると鉛筆を一本一本刺せる穴があるだけのシンプルな筆箱で、いざ入学した後に男子たちのギミックたっぷりな固い筆箱を見て「なんでわたしのは消しゴムが飛び出てこないの!」とひどく後悔した記憶がある。1年たってもギミック筆箱へのあこがれは捨てきれず、2年生に進学したタイミングでもう少しギミックのついたセサミストリートの固い筆箱を買ってもらった。
マロンクリームだけに限らず、ファンシーグッズ×ローマ字のパワーは無限大である。
この筆箱の中央には
「KYO WA OTOMODACHI NO BIRTHDAY! PRESENT O YOI SHITE ODEKAKE」と来たもんだ。
「今日わ」と書くのに「PRESENTお」と書いているのは何でだろう。
こっちの筆箱には
「NO NI SAKU HANA O MADOBE NI KAZARIMASHO」とある。
マロンクリームは説明が好きだな。
この筆箱↓は、サンリオではないことは認識していた。ピンクで小さくてコンパクトなので比較的気に入っていた記憶がある。(26歳にもなって所持しているくらいだし!)
で、今回はじめてこの筆箱をしっかり見たら、衝撃
Daiichi Seimeiって書いてあるぞ!!!!
なんだよ~。ファンシーグッズだと思ってたら保険会社のノベルティ。
あと、この筆箱↓もサンリオ。なんの愛着もないキャラなので、おそらくサンリオサマーフェスティバルでゲットした景品だと思う。
ギンガムチェックがめちゃくちゃかわいい。
袋タイプの筆箱は、少しお姉さんになった証である!(高学年、中1くらいで「一周まわって缶ペンかわいい」みたいな流行りはくる)
「ペロはともだち」っていうキャラらしいが、キャラ名がまず説明。
随所に説明
「ペロのすきなハートがついたペン」「おきにいりのテディベアーのえほん」
「ペロは私のえほんがおきにいりみたい」
説明多い。筆箱でこんなに説明がついているのは、日本中探してもこれだけな気がする。まず視点がペロの飼い主の【私】。
そしてペロの頭の上に見切れているマジックは私が太く油性ペンでクソでかく自分の名前を書いた痕跡。
最近新たに人気のけろっぴ。安定のローマ字。「AMENOCHI HARE KIKAKU」って今じゃみかけない気がする。
筆箱を見るだけで何年生のころのどんな思い出、まで思い出せるからすごい。
やっぱり筆箱は、今でも小学生の夢のデバイスなんだろうか!