2017年よかった本5冊と後半は好きな映画
今年読んで、とくに良かった本を書きます。
その前に・・・
今年の本の買い方売り方
今年はメルカリ カウルで読書体験が変わりました。
読み終わった後に売ることを想定してあえて紙で買ったり、絶対人気出るなと言う本は予約で買って届いた瞬間出品(そして発送までに読む)ということもしていました。
例えばSHOWROOM前田さんの本は1,500円で買い、その日に1,300円で売れました。
そして本って前述したみたいなお得ばっかりってわけじゃなくて、手数料と送料を引くと結構利益が少ないんですよね。これまで3年以上やってきたメルカリでは結構利益を優先して洋服とかを出していたんですが、手元に残るのが200円や300円の本をカウルのバーコード出品によってガンガン出すことで、1つ1つの出品ハードルがより下がりました。
私は家の本棚の容量を決めているので、いっぱいになってきたら売る、それがちょっとでもお金になったら嬉しいという感じでした。
で、そんな中、言い方アレですけど薄利フリマが身についた結果、安い洋服とかよくわからない雑貨を数百円でも出すようになりました。
よかった本・・・エッセイやエスノグラフィ
もともとエッセイが好きでしたが今年はエスノグラフィというのもいくつか読み、魅了されました。
エスノグラフィは、めちゃくちゃざっくり言うと文化人類学や社会学の中で実際にフィールドワークとして入っていろいろと観察して言葉にすること、なんですね。
私は以前から「知ってる人でも知らない人でも、細かくて具体的なエピソードが大好き!」と思っていて、そこからシーンを想像したり、分類するのが好きでした。
これまで仕事でもそういう興味によってコミュニティづくりやユーザーさんと近い場所でのサービスづくりをしていたのかなと思います。
調べてみるとデザイン思考とかマーケティングの手法でも出てくるので、ちゃんと学んでみたいものです〜
やっと本の紹介
断片的なものの社会学 / 岸政彦
社会学者の岸さんが書いた本です。様々なフィールドワークの中の記録が少しずつ書かれています。発売されたのは2017年よりも前ですが、今年読みました。
書かれていることに対して、「だからなんだ」ということや無理な結論づけがないことがとても良くて、普段いるWeb業界と少し離れた場所にある感じで好きでした。
説明がなくともシーンを想像するのが好きな人にとてもおすすめです。見たこともない人の生活を想像するんですけど、その中に少し岸さんが残してくれているエッセンスがある感じがして、バーっと読み切れます。飼い犬の話がすきでした。
裸足で逃げる / 上間陽子,岡本尚文
こちらもエスノグラフィで、沖縄の夜の街ではたらく少女たちの話を記録しています。
強いのに弱いというか、弱いから強くなったのか、さまざまな苦労を経た結果を話す彼女たちの言葉の印象はそんな感じでした。
変えられると思っていないことを受け入れて、気持ちの方向を整えていったり、拠り所を探す姿が、ありありと思い浮かびました。私は到底かなわないという感じで、ぼーっと読んでしまいました。
ぼくの東京地図。/ 岡本仁
元マガジンハウスの編集者さんである岡本さんの街歩きの本です。
東京の中でも全然自分が行ったことのないようなエリアやお店を巡っていて、記録のしかたがとても素敵です。
一人遊びこんなに楽しいのか!と思います。
たのしいクロスステッチBOOK / 大図まこと
小さな刺しゅうの図案集[オールカラー完全版]たのしいクロスステッチBOOK
- 作者: 大図まこと
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2017/08/11
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログを見る
大図さんのこれまでの著書3冊に新作を加えた図案です。
厚みも大きさも結構あり、見ごたえ刺しごたえ?がすごいです。
大図さんの図案は、シンプルなので初心者でも30分くらいで出来るものが多く、刺繍しやすいです。そして大図さんの図案をアプリとかで写経しているとドット絵がうまくなります。
見ているだけでも楽しいし、ゲームやガジェット好きな大図さんならではの図案(ゲームボーイとかipodとか)を刺繍するのも楽しいです。
夫のちんぽが入らない / こだま
本自体はカウルで売ってしまったのですが、こちらもとっても良いエッセイでした。
山崎ナオコーラさんのような冷静さと、悲観しすぎない感じと、でも悲しみをかみしめている感じがよかったです。
本当は良かった映画も書きたかった
箇条書きで書こう。公開年は2017年じゃないものも含まれます。
永い言い訳とそこのみにて光輝くはAmazonPrimeにあるので是非。他もAmazonレンタルできます。
- 淵に立つ(2016)
- そこのみにて光輝く(2014)
- 永い言い訳(2016)
- 帝一の國(2017)
- リップヴァンウィンクルの花嫁
そうなるとAmazonPrimeの好きな映画も列挙したい。もう2017年とか関係ない。
見てないと損すぎるものだけ書きます。
最後全然年末関係ないし、映画についてはもっとあーだこーだ言いたい!
自己紹介記事(2017/12/04更新)
自分のこれまでの経歴などをまとめます。
サマリー
社会人になって今年で8年目。超初心者Webエンジニアとしてキャリアをスタートし、インターネットが大好きになりました。 その後営業、ディレクターを経て、2015年からは事業会社でコミュニティマネージャー、オウンドメディアの編集部として編集/ライティングなどをしています。
現在は株式会社メルカリに在席していますが、フリーランスとしても取材/執筆、コミュニティづくりのお手伝いなどもやっています。
職歴
2010年4月〜2012年9月
Webシステム開発会社にエンジニアとして新卒入社
- Webサービスができる方法やしくみを知る期間
2012年11月〜2013年10月
Webマーケティングコンサル会社で営業兼ディレクターをやる
- 世の中のマーケティングへのお金の使われ方を学ぶ期間
2013年11月〜2016年4月
株式会社nanapiで即レスコミュニケーションアプリ「アンサー」を作り続ける
- 自社サービスのつくり方や育て方、コミュニティづくりについて経験を積む
掲載
- schooで授業をさせてもらいました
書いたもの
- 読者を開拓するメディア戦略 コンテンツ・ビジネス 「新たな職種・役割」<コミュニティマネージャー> www.sendenkaigi.com
2016年6月〜現在
株式会社ソウゾウで メルカリ アッテをつくりながらメルカン編集部
- 地域とオフラインの側面ももったコミュニティを開発、運営
- プロデューサーとして初期の機能拡充を担当
- コミュニティマネージャーとしてファンのエンゲージメントを高めるイベントやサポーター機能を開発/運営
- メルカン編集部としてコンテンツの企画/取材/撮影 などを行う
メルカリ アッテで開発ディレクションを担当している(いた)もの
- まちノート機能
- 性別/生年月日登録、退会、ブロックなどの基礎機能
メルカリ アッテで行ったイベント
メルカンで書いたもの
入社直後からメルカン編集部に所属し、ソウゾウに関する記事を25以上書いています。
メルカリ アッテで書いたもの
その他 書いたもの
【16枚】メルカリ/ソウゾウTシャツ私がもらったコレクション
入社して約1.5年。メルカリ/ソウゾウは、よくアパレルのノベルティをくれる。やさしい。昨日もメルカリのスウェット、一昨日はソウゾウのパーカーとTシャツをもらった。
一体何枚くらいもらったのか、確かめたくなった。私がもっているものをなんとなくの時系列でのせていこう。
入社より全然前、遊びに行ったmeetupでもらったTシャツ。参加者全員がもらえて太っ腹だと思った。
2016/4、入社前にソウゾウの合宿に参加した時にもったパーカー。入社前だったけど仲間に入れてもらえた感じがしてすごく嬉しかった記憶!
入社後すぐにもらったやつ。atteのTシャツ。 生地が硬めの。入社してすぐ企画したイベントで着た記憶がある。
これは7月くらいに? デザイン、色がいろいろの中から二つ選べた。 このTシャツはかなり着た。 しずちゃんが書いたGo boldかっこかわいい!
その時もう一枚選んだのがenjoy mercari。 生地が柔らかくてすき。
ソウゾウのバリューに「Move Fast」が追加された記念に作られたやつ。 デザインも色もいろいろあった。
去年の冬もらったメルカリスウェット。 胸の刺繍と腕のワッペンがかわいい。 主張が少ないので普段着てもかなり馴染みがよい。
これはatteのコミュニティ機能をイメージしたTシャツ。デザイナーの子とすごくいろいろ練ってかわいく作ってもらい、とっても思い入れがある。aのマークになってる。
何気なく普段着られるけど、atteぽいものがよかった。生地も柔らかいものを選んだ。
ニャッテと吉田さんもちゃんといる。カラーは4色作った。 座談会に来てくださった人たちにもお配りできて思い出。
atteのサポーターTシャツ。 サポーターに立候補してくださって、お願いしたユーザーさんにだけお配りしたTシャツ。 ユニフォーム感が欲しかったのでボディのカラーはatte色。文字は白Ver.もある。
メルカリの光るTシャツ。電池式でスイッチを入れると光るのである。だが光らせたのは一度きり。
カウルリリース時にもらったやつ。 シンプルでかわいくて普段もきやすい!
先日もらったソウゾウのバリューTシャツ。4種類くらいの中から選んだ。
これは先日もらったmercariスウェット。 昨年と同じく裏起毛でよい。袖には昨年と同じくワッペンがついている。
会社に置いてきてしまったので写真がないが、あと二つソウゾウのパーカーと、CMででてきたタツノオトシゴTシャツがある。それで16枚。
他にもエンジニアさんやCSさんがカンファレンスやイベントなどでつくったものなどがめちゃくちゃいろいろあると思う。
ちなみに、私が選んでるのは黒やグレーばっかりだけど、選択肢には明るい色ももっとある( ˘ω˘ )
いつもノベルティくばるよ〜というときはとてもみんなわいわい明るい感じになるので楽しい。 入社してすぐにTシャツなどをもらえると、仲間になった!という感じもわいて嬉しい。
コミュニティマネジメントにおけるオフライン/オンラインイベントの使い分け(課題)
#CommunityMarketing_Course
第一回の課題をここに書きます。
こちらの講座の課題です↓
課題
Markezineの連載を読み、今までの自分のコミュニティのケースを振り返りながら、オフラインイベントが役立つ時/オンラインコミュニケーション・イベントが役立つ時をケース分けして考えてきてください。
自分のコミュニティ=メルカリアッテ
- なんでも募集できる地域コミュニティアプリ
- 地域を軸にした売買、サービス提供、仲間探し、情報共有ができるプラットフォーム
- 600万DL
- リリースから1.5年
- 「会う」ことがメインの軸。
- オフラインでの行動を促したい
- 目的、利用者属性は様々
メリデメ
サマリー
オフラインが役立つ時
影響力や愛のあるファンとの関係値を高めたいとき
- とくべつあつかいをする
- もてなして愛を深める
- 作りてのかお、場所をみてもらうなど
オンラインで出来上がったユーザー間の関係値のトドメ&その後の発展
- オフ会的立ち位置で絆を深める
- オフラインイベントがその後のオンラインに影響する設計ができている時
アプリが提供する価値を再現できる時
- アッテの場合安全に「会う」練習
- 求めていた仲間と安全にコミュニケーションする機会
オンラインが役立つ時
間口を広く持って色々な人の声を集めたいとき
- 使い方や困りごとのシェア
短期的な効果を得たい時
- 投稿数を増やす、売上を上げる、等
他人のコミュニケーションをそれを見ている人に影響させたいとき
記事についての感想
オフラインのイベントは嫌い! オンラインのイベントで大成功 松澤:コミュニティを運営するうえで、イベントも実施されているのですか? 佐藤氏:私、オフラインのイベントは正直嫌いなんですよ(笑)。と言っても年間15回くらい開催した年もありましたが、“目的はブロガーさんとの関係強化”と割り切ってましたね。オンラインでイベントの開催を知って、オフラインのイベントまで出向く方って、オフラインを重視される方が多いんですよ。店舗で買えるなら買いたい、と考える層なので、オンラインで購入はしない。
ここは正直嫌いな理由がハッキリと書かれていないのでよくわからなかった。 「売上につながりにくい」から嫌いなのだとすると、それは効率で考えるとそうだと思うしその前に数年時間とお金をかけて「認知拡大」のためのコミュニティづくりをしているので「売上につながりにくい」だけが理由ではないような気がする。
レシピ投稿ブロガーがいることによる売上向上がされないと、(整合性として)なかなか難しくはないのか?が気になるので松澤さんに聞きたい点。 レシピ投稿の母体をつくることによって「レシピを考える(気になる)ときに見るサイト」のブランドを確立したので、ライブ動画を見る人も増えたということなのか?? そこのロジックをどう進行していったのか知りたい!
雨宮まみさん
怖くなった。焦った。本当に思ってることを書かないと。力が足りなかろうが、求められてなかろうが、書かないと。必要だろうが必要じゃなかろうが、したいことをしないと。欲しいものを欲しいと言わないと。手を伸ばさないと。無駄だろうが、馬鹿げていようが、愚かなことであろうが、それをしないと、私は自分の人生をちゃんと生きていると言えない、と強く思った。
それは、別に「今年40歳になるから」ということがきっかけではなかったと思う。単に仕事について考えることが増えて、そこから、自分自身はいったい何なのか、みたいなことまで考えるようになったことが大きかった。去年好きになったばかりの女子プロレスで、いちばん好きな里村明衣子選手という女性が、あまりにもかっこよく、その人自身を生きている姿を見てしまったことも、とても大きなきっかけだったと思う。女は年齢じゃない、人間は年齢じゃない、志と生き方と姿勢で、いつまでも気高くいられる。そういうことを初めて、きれいごとじゃなく心の底から感じて、自分も自分自身で輝きたい、里村さんほどにはなれなくても、何かああいうオーラのようなものを放って、自分に酔いしれることができるようになりたいと思った。里村さんを知って、私は目標というものを得て、少しばかり無茶をしてみたくなったのだ。
結果、今年ほど楽しく、今年ほど苦しく、大変な一年はないという一年になりつつある。ここでハイブランドの服に手を出したりしないあたりが自分の、しっかりしてるところでもあり、思い切りが足りないところでもあるが、もうそんなことはどうでもいい。限界が知りたいわけじゃない。楽しめればそれでいい。安くても好きな服、着たい服を着るだけだし、高くても好きな舞台やプロレスを観に行くし、今年のこの程度の無茶は、すぐに帳尻合わせてやるよ、という気力だけはある。
その気力が、去年はなかった。ぜんぜんなかった。つまらない女を卒業した、という思いを、今年初めて味わっている。